レブロン大車輪トリプルダブル!キャブスが連勝

[ 2016年5月20日 13:03 ]

トリプルダブルを達成したキャバリアーズのジェームズ(AP)

 NBAは19日にオハイオ州クリーブランドで東地区決勝の第2戦を行い、1位キャバリアーズが108―89(前半62―48)で2位ラプターズを下してホームで連勝。初戦の31点差(115―84)に続いて第2戦も19点差をつけて快勝した。

 これで今ポストシーズンでは1回戦(対ピストンズ)と準決勝(対ホークス)を含めて10戦全勝。1989年と2001年にレイカーズが達成しているプレーオフ初戦からの最長連勝記録(11)にあと「1」と迫った。

 レブロン・ジェームズ(31)は34分の出場で23得点11リバウンド11アシストをマークし、プレーオフで自身15回目(歴代2位)のトリプルダブルを達成。カイリー・アービング(24)は26得点、ケビン・ラブ(27)も19得点を挙げるなどビッグ3が活躍し、ペイント内(制限区域)の得点で50―28と圧倒するなどゴール下を制圧して点差を広げていった。ただしジェームズはフリースローを17本中8本失敗。レギュラーシーズンの成功率は73・1%だったが、プレーオフでは2012年のスパーズ以来、史上4チーム目の10戦全勝を飾りながらも60・3%にまで低下している。

 ラプターズはデマー・デローザン(26)が22得点を稼いだものの後半は6得点のみ。カイル・ラウリー(30)は36分出場しながらフィールドゴール(FG)は14本中10本を外して10得点のみ。3点シュートは8本中7本失敗し、このシリーズでの成功率は6・7%と不振にあえいでいる。

 第3戦(21日)と第4戦(23日)はカナダ・トロントでのゲーム。NBAのプレーオフでは3連敗からシリーズを逆転したケースは皆無で、地元ファンの大声援を受ける第3戦は極めて重要な意味を持つだろう。

 キャバリアーズは2年連続3回目のファイナル進出まであと2勝。クリーブランドに本拠を置くメジャーのプロスポーツ・チームはインディアンズ(大リーグ)とブラウンズ(NFL)を含めて3つあるが、最後に“頂点”に立ったのは1964年12月27日のNFL選手権(スーパーボウル発足の2シーズン前)で優勝したブラウンズが最後。以後、51年間もタイトルから見放されているが、今季はその長いブランクに終止符を打てる最大のチャンスが巡ってきている。

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