調査チームに法律の専門家 WADA、ソチ不正疑惑で

[ 2016年5月20日 12:03 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)のクレイグ・リーディー委員長は19日、2014年ソチ冬季五輪のドーピング検査に関する不正疑惑の調査チームにカナダの法律家、リチャード・マクラーレン氏を起用すると発表した。同氏はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に長く携わり、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題を調査した第三者委員会の一人。

 この疑惑はソチ五輪の検査所の元所長が米メディアで、多くのロシア選手に対する禁止薬物の投与や検査での不正を告白して発覚。WADAは国際オリンピック委員会(IOC)から元所長らの聞き取り調査や、保管した検体の再検査を要請された。疑惑が立証された場合、IOCのバッハ会長は関与した選手や関係者を五輪から永久に追放する可能性にも言及している。(共同)

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2016年5月20日のニュース