アテネ五輪金メダル野口が引退表明…名古屋ウィメンズで完全燃焼

[ 2016年4月15日 06:22 ]

名古屋ウィメンズで完全燃焼し、現役を引退する意向を固めた野口

 女子マラソンの04年アテネ五輪金メダリストで2時間19分12秒の日本記録を持つ野口みずき(37=シスメックス)が現役を引退する意向を固めたことが14日、分かった。

 15日に神戸市内で会見し、正式に表明する。3月13日の名古屋ウィメンズで23位に終わり、最後の五輪と位置づけたリオデジャネイロ五輪代表入りはならず。今後については「もう少し後で考えたい」としたが、沿道から大きな声援を浴び「最後の10キロは花道のような感じがした」と話していた。

 野口はハーフマラソンで頭角を現し、02年の名古屋国際でマラソンデビューし、いきなり優勝を飾った。04年アテネ五輪で金メダルを獲得すると、05年にはベルリンで今も破られていない日本記録を樹立。女子マラソン史上初の五輪連覇を目指した08年北京は、直前に左脚付け根の肉離れを発症して棄権。その後も故障で全盛時の姿を取り戻すことはできなかった。「足が壊れるまで走りたい」と話していた元女王は、言葉通り完全燃焼して現役に別れを告げる。

続きを表示

2016年4月15日のニュース