独の義足選手、五輪へ7月期限 明確な基準なく時間も障壁

[ 2016年4月6日 21:32 ]

 ドイツ・オリンピック委員会(DOSB)は6日、陸上の2012年ロンドン・パラリンピック覇者で義足の走り幅跳び選手、マルクス・レーム(ドイツ)が8月のリオデジャネイロ五輪に出場できるかは7月が選考期限になる方針を明らかにした。

 「ブレード・ジャンパー」の異名を持つ27歳の同選手は、2月に行われた英国の大会で健常者を抑えて優勝。昨年は障害者による世界選手権で8メートル40の世界記録を樹立したが、国際陸連は五輪出場の条件に義足が有利に働いていないか、選手自身で公平性を証明することを義務付けた。ただ明確な選考基準がなく、五輪開幕まで約4カ月という時間も障壁となっている。

 両脚義足のオスカー・ピストリウス(南アフリカ)はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えて参加を認められ、ロンドン五輪に初めて出場した。(共同)

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2016年4月6日のニュース