松山 マスターズ優勝候補に!ファルドも名を挙げ評価

[ 2016年4月6日 05:30 ]

練習ラウンドの16番で、水切りショットに挑戦する松山英樹(手前右端)

マスターズ

(4月7日 米ジョージア州オーガスタ)
 今季の海外メジャー第1戦マスターズは7日(日本時間同日夜)、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。3年連続5度目の出場となる松山英樹(24=LEXUS)について、歴代優勝者のニック・ファルド(58=英国)が本命に次ぐ第2グループに入るとし、期待を示した。

 松山がスーパーショットでパトロン(観客)を沸かせた。13番パー5。フェアウエー右サイドからアイアンを振り抜きピン2メートルに2オン。歓声を浴びながらグリーンに向かって歩きだした。

 この日は前半はリーと2人で、後半はリーシュマンを加えた3人でラウンド。合計18ホールを回った。前半はショットが乱れたが、ホールを重ねるごとに精度を上げた。

 ホールアウト後は「いい形で来られていると思う。まだ月曜日なので(試合で)どういう(コース)コンディションになるか分からないけど、しっかり頑張りたい」と手応えをにじませた。ショットの状態には「まだまだ」と満足していないが「調整すればすぐに直る」と言い切った。

 コースについては「グリーンがとても速く仕上がっている」と“ガラスのグリーン”を警戒しつつ「いろんなグリーンのコンディションがあるけど、(過去4度出場した)経験が生きると思う」と不安は見せなかった。

 周囲の評価も高まっている。マスターズ3勝のファルドは大会公式サイトで「恐らく6人の本命がいて、その他に10人ほど今週優勝のチャンスがある選手がいる。私は松山の名前をそこ(第2グループ)に入れる」と指摘。「彼はとても堅実だし何でもうまくこなす。どこが弱点なのか。今大会は重要なテストになる」と期待を示した。また米ツアー公式サイトの優勝予想では11位にランクされた。

 練習ラウンド中、テレビ解説を務める中嶋常幸から「英樹おめでとう。この前(フェニックス・オープン)の優勝じゃないよ。メジャー初優勝おめでとう」と冗談交じりに声を掛けられた。そのジョークが現実になる可能性は十分ある。

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