ウォリアーズ 地元でディビジョン最下位チームに苦杯、ミスで自滅

[ 2016年4月6日 17:33 ]

延長で敗れうなだれるウォリアーズのカリー(AP)

 NBAは5日に各地で11試合を行い、ウォリアーズは地元オークランドで延長の末に、西地区ノースウエスト最下位のティンバーウルブスに117―124(前半55―46、延長11―18)で敗れて69勝9敗。ホームの通算連勝を54で止められた1日のセルティクス戦に続いて、本拠地オラクル・アリーナで苦杯を喫した。ディビジョン最下位のチームにウ軍が敗れたのはバックス(東地区セントラル)とレイカーズ(西地区パシフィック)戦を含めて今季3度目。第3Qの5分すぎに69―52と17点をリードしながら、ミスを連発して追いつかれた。第4Qの終了間際でも逃げ切れる展開だったが、ドレイモンド・グリーン(26)が24秒間で2度のターンオーバー(パスミス、トラベリング)を犯して自滅。ステファン・カリー(28)は21得点15アシストを挙げたものの、得意の3点シュートは14本中4本しか決めることはできなかった。NBAのシーズン最多勝利記録(72勝=95~96年ブルズ)への可能性は残しているが、残り4試合の相手はスパーズとグリズリーズ(各2試合)。故障者は戻ってきたものの、ここのところ雑な試合運びが目立っており、プレーオフの第1シード確保を含めて暗雲が漂ってきた。

 ティンバーウルブスは連敗を3でくい止めて26勝52敗。昨季の新人王、アンドリュー・ウィギンス(21)が延長での9得点を併せて32得点、ベンチから出たシャバズ・モハメド(23)が自己最多の35得点を稼いで強敵をなぎ倒した。

 スパーズは敵地ソルトレイクシティーでジャズに88―86(前半42―37)で競り勝って4連勝で65勝12敗。18得点のカワイ・レナード(24)が同点で迎えた残り4・9秒に決勝のジャンプシュートを決めて振り切った。19シーズン目を迎えているティム・ダンカン(39)は、NBA史上3人目となるレギュラーシーズンでの通算1000勝を達成。カリーム・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか)とロバート・パリッシュ(元セルティクスほか)に続く快挙で、単独のチームでの大台到達は史上初めてとなった。

 スパーズは残り5試合となった段階でウォリアーズとは3・5ゲーム差。7日にオークランド、10日に地元サンアントニオ(今季39戦全勝)での直接対決2試合を残しており、まだリーグ全体首位に立てるチャンスを残している。

 西地区全体8位でプレーオフ圏内ぎりぎりの位置にいるジャズは39勝39敗。ロドニー・フッド(23)が23得点を挙げたが、逆転を狙って放った最後の3点シュートはリングに嫌われた。9位ロケッツとの差は0・5ゲーム。ジャズは8日に西地区全体4位のクリッパーズと対戦する。

 サンダーは敵地デンバーでナゲッツを124―102(前半68―51)で退けて54勝24敗。西地区全体3位(プレーオフ第3シード)が決まった。ラッセル・ウエストブルック(27)は13得点14リバウンド12アシストをマーク。88~89年のマジック・ジョンソン(レイカーズ)以来、27年ぶりにシーズン17回のトリプルダブルを記録した。 すでにプレーオフ出場を断たれているナゲッツは3連敗で32勝47敗。8日はホームでスパーズと顔を合わせる。

 <その他の結果>76ers(10勝68敗)107―93ペリカンズ(29勝48敗)、ラプターズ(52勝25敗)96―90ホーネッツ(41勝36敗)、キャバリアーズ(56勝22敗)109―80バックス(32勝46敗)、グリズリーズ(42勝36敗)108―92ブルズ(39勝39敗)、ヒート(45勝32敗)107―89ピストンズ(41勝37敗)、ホークス(45勝32敗)103―90サンズ(20勝58敗)、トレイルブレイザーズ(42勝37敗)115―107キングス(31勝47敗)、クリッパーズ(49勝28敗)103―81レイカーズ(16勝61敗)

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