パナV3へ圧勝 山田、バーンズケガで欠場も穴感じさせず

[ 2016年1月10日 05:30 ]

<パナソニック・キヤノン>前半、トライを決めるパナソニック・児玉

ラグビートップリーグ パナソニック46―6キヤノン

(1月9日 ニッパツ)
 3連覇を狙うパナソニックはキヤノンをノートライに抑えて46―6と快勝した。W杯日本代表WTB山田とSOバーンズがケガで欠場したが、2年目のWTB児玉が2トライ、SOパーカーがプレースキック10本を100%成功。2人の穴を全く感じさせなかった。

 児玉は前半20分、相手の南アフリカ代表FBルルーを振りほどく速さと強さを見せて左隅へトライ。「真ん中で抜けたのでWTBなら外勝負だろうと思い切っていった」と会心の笑みを見せた。福岡・鞘ケ谷RS―小倉高―慶大と山田の後輩にあたるイケメン。当初はディーンズ監督から「プレー中のコミュニケーション能力が低い」と言われて落ち込んだが、「関われないところでも人を動かすことを意識した」という今季は臨機応変のプレーにも対応。山田のケガで12月から先発を務め、この日は1メートル83の長身を生かしたハイパントキャッチでも活躍した。

 負けられないトーナメントにも「ここで活躍したら…という気持ちがあった」と前向き思考は先輩譲り。山田は準決勝も欠場濃厚だが、後輩は代役以上の存在感を見せている。

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2016年1月10日のニュース