稀勢「準備はできた」日本人10年ぶり賜杯へ気合

[ 2016年1月10日 05:30 ]

土俵祭を前に着席する(後列左から)稀勢の里、白鵬、日馬富士、鶴竜ら力士たち

 大相撲初場所の初日を翌日に控えた9日、両国国技館で土俵祭りが行われ、三役以上の力士らが出席した。

 日本出身力士として10年ぶりの優勝の期待がかかる大関・稀勢の里は「特別なことは何もない。のびのびやるだけ」と冷静。場所前に3日間連続で行われた二所ノ関一門連合稽古では大関・琴奨菊や関脇・嘉風と充実した稽古を重ねただけに「結果を残すだけ。準備はできた」と賜杯を見据えた。

 左すねを痛めて先場所途中休場の琴奨菊もケガについては「大丈夫です」と回復を強調し「自分の相撲を取りきることだけを考える」と気を引き締めた。新関脇の嘉風は初日に現在3連勝中の横綱・鶴竜と対戦。「とにかく凡戦にならないこと」と激しい相撲を武器に勢いに乗ることを誓った。

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2016年1月10日のニュース