帝京大 前人未到の7連覇!後半底力、東海大の夢砕く

[ 2016年1月10日 15:47 ]

<帝京大・東海大>胴上げされる岩出監督

 ラグビー大学選手権最終ステージ決勝が10日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、帝京大が27―17で東海大に勝利。7季連続7度目の大学日本一に輝いた。

 帝京大は前半はミスが目立ち、東海大に主導権を握られる予想外の展開。同31分にはラインアウトからモールで押し込まれ、東海大FL藤田に先制トライを決められた。それでも2分後に相手のミスを突いてWTB竹山のトライで5―5と試合を振り出しに戻すと、後半開始直後にはSO松田がPGをきっちり決めて8―5と勝ち越しに成功。後半6分には連続攻撃からFB重が持ち込んでリードを広げ、同19分にはモールからHO堀越がトライを決めて20―5と突き放した。その後2トライを許したが、27―17で逃げ切り、歓喜のノーサイドを迎えた。

 2010年1月10日、帝京大は東海大との決勝を14―13の1点差で制して初の大学日本一に輝き、そこから連続優勝が始まった。6年後の同じ日に東海大を返り討ちにした岩出監督は「厳しいゲームだった。これまでの6回と違った充実感を感じる」と喜びを口にした。

 東海大は試合開始直後にNo・8のモエアキオラが頭を打って交代するアクシデントに見舞われながらも、FWで押し込んでFL藤田のトライで先制するなど前半は互角の戦い。しかし後半開始早々に勝ち越しを許すと、その後2トライを奪われて一時は15点差。終盤に2トライを返して意地を見せたが、6年前の決勝の雪辱はならなかった。

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