33歳鉄腕上野7度目MVP 宇津木監督「凄さ変わらない」

[ 2015年11月14日 05:30 ]

記念撮影に収まるMVPの上野(前列左から4人目)、スポーツニッポン新聞社・河野社長(同5人目)、日本ソフトボール協会・徳田会長(同6人目)と各賞の選手たち

 第48回日本女子ソフトボールリーグ(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催、スポーツニッポン新聞社ほか後援)の表彰式が13日、大阪市のヒルトン大阪で行われた。ルネサスエレクトロニクス高崎から移管1年で、2年ぶり10度目の優勝を果たしたビックカメラ高崎のエース上野由岐子(33)に、日本ソフトボール協会・徳田寛会長から、最高殊勲選手賞のトロフィーが贈られた。

 2年ぶり7度目のMVPを手にした上野は「正直、うれしい。チーム一丸で結果を出さないといけなかったので結果が出せて良かった。期待に応えられて良かった」と笑みがこぼれた。日本の誇る大エースはリーグ戦2位で決勝トーナメントへ進出すると初戦はトヨタ自動車に敗れたものの、準決勝、決勝は連続完封と実力を見せつけた。女房役だった峰をはじめ、3人の主力が引退した移管1年目。33歳の大黒柱が若返りしたチームをけん引した。エースの活躍に宇津木麗華監督は「上野は終わりじゃないかという人もいるが、上野の凄さは(北京五輪と)変わらない」と絶賛した。

 来年には、ソフトボールが20年東京五輪の競技種目に選ばれることが濃厚だ。「アテネ五輪から頑張ってきた山田選手(日立)が頑張るなら頑張ります」と冗談めかしながらも、「(もし五輪に出られたら)結果が残せるように頑張りたい」と語っていた。

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2015年11月14日のニュース