陸連、ロシア選手の出場停止を発表 さいたま国際マラソン

[ 2015年11月14日 19:35 ]

 日本陸連は14日、組織的なドーピング問題で国際陸連がロシアに暫定的な資格停止処分を科したことを受け、さいたま国際マラソンに出場予定だった同国のタチアナ・アルヒポワ選手(32)を出場停止としたと発表した。さいたま市内で記者会見した横川浩会長は「ロシアの行為に怒りを感じている。厳しい姿勢を取るという国際陸連に賛成」と述べた。

 国際陸連の理事で、電話会議方式の臨時理事会に参加した横川会長によると、各理事からはロシアを非難する声が多く出たそうで「われわれも反ドーピングにさらに取り組んでいくという気持ちの高まりがある」と話した。

 2012年ロンドン五輪銅メダルのアルヒポワ選手は12日に来日し、15日のレースに向けて調整していた。同選手は取材対応をしなかったが、大会関係者によると、決定を伝えられた際は「このレースに向けて調整してきたので残念」と語ったという。当初の予定通り、16日にロシアに帰国する。

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2015年11月14日のニュース