室田14アンダー圧勝“鉄人”豪快ショット健在

[ 2015年8月24日 05:30 ]

優勝した室田(右)はトロフィーを手に池森大会会長と笑顔で記念撮影

男子シニアツアー ファンケル・クラシック最終日

(8月23日 静岡県裾野市 裾野CC=6911ヤード、パー72)
 首位で出た室田淳(60=サメジマコーポレーション)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算14アンダー、202で圧勝した。06、07年に続く大会制覇で今季シニア2勝目、通算14勝目。賞金ランキングでも約3120万円でトップに躍り出た。渡辺司(58=セガサミーホールディングス)らが2位で、昨年のシニアツアー賞金王、倉本昌弘(59=フリー)は9位。3連覇を狙った羽川豊(57=フリー)は26位だった。最終日は8600人が詰めかけ、今年も3日間で計2万1915人のギャラリーを集め、大いに盛り上がった。

 区切りの15回目を迎えた夏のビッグトーナメントは室田が圧勝した。2位に4打差の首位でスタートすると4、5番で連続バーディー。10番、18番もバーディーで逃げ切った。06、07年に続く大会3勝目、6月のスターツシニア(茨城・スターツ笠間GC)に続く今季2勝目。通算14勝目に「8年ぶりにこの大会で勝ててよかった」。笑顔で池森賢二大会会長からトロフィーを受け取った。

 還暦を迎えても、海外シニア、国内レギュラーツアー、シニアツアーをかけ持ちする“鉄人”。今大会前には「2週間オフにした」と群馬や三重で静養し、体重は3キロ増えた。それでも、試合になると豪快なショットは健在。2日目に通算11アンダーとして抜け出し、最終日は余裕を持ってプレーした。

 実は、次女・真子さんはファンケルの新入社員。今大会にはスタッフとして来場し、ドリンクサービスを担当。父は「娘の前ではぶざまな姿は見せられなかった。彼女のおかげ」と感謝した。06、07、13年に続く4度目のシニア賞金王へ弾みの勝利となった。

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2015年8月24日のニュース