シドニー五輪競泳銀の中村真衣さんが水泳教室、50人と4つの約束

[ 2015年8月24日 15:51 ]

ビート板を使っての泳ぎを指導する中村真衣さん

 シドニー五輪競泳女子日本代表で100メートル背泳ぎ銀メダリストの中村真衣さん(36)が23日、東京・江東区越中島プールで行われた「笑顔があふれる水泳教室」(主催・江東区屋外スポーツ施設事務所)にアドバイザーとして出演した。イベントは小学1~4年生の25メートルを泳げない子ども24人を対象にした「ジュニア水泳教室」と、小学5年生以上で4種目を泳げる一般を対象にした「泳力アップ水泳教室」の2部門で実施し、約50人が参加。午前中に行われたジュニア水泳教室では、子どもたちを飽きさせない指導で、準備体操から帽子のかぶり方、ゴーグルの正しいつけ方のほか、プール内での呼吸法やビート板を使ったバタ足のトレーニングなどを行った。

 中村さんからは子どもたちに「水泳の呼吸は陸上とは違って鼻から息を出して、口から息を吸います。ジャンプをしながらのジャンプ呼吸を覚えれば溺れる心配も少なくなります」と水の危険に対するアドバイスを行った。また、続けて「先生と4つの約束をしてください。1つ目は食べ物の好き嫌いをなくすこと、2つ目はいろんなことにチャレンジすること、3つ目は笑顔を大切にすること、4つ目は大きな声であいさつすること、をこれからの人生で行ってください」と子どもたちと笑顔の約束をした。

 教室終了後、中村さんは「子どもたちが元気よく、素直で、凄く楽しい水泳教室でした。1年を通じて全国で数多くの水泳教室を行っていますが、今回参加した子どもたちにも夢や目標に向かって、できる、できないは別としていろんなことにチャレンジしてほしいですね」と笑顔でコメントした。

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