世界ランク4位の恩恵 第4シード以上に直結、ビッグタイトルに追い風

[ 2015年3月2日 11:26 ]

錦織圭(AP)

 男子テニスの最新世界ランキングが2日発表され、錦織圭(日清食品)が現行制度では日本勢最高の4位に上がった。世界トップ4の座は、今後の四大大会やツアーで最も格が高いマスターズ大会での第4シード以上に直結する。準決勝までジョコビッチ(セルビア)ら上位3人と当たらない組み合わせになり、錦織が主要大会での初優勝に近づく上でも追い風になる。

 3月以降は、四大大会とほぼ同じ顔ぶれがそろうマスターズ大会が続く。3月は米国のインディアンウェルズとマイアミで開催され、4月からのクレーシーズンはモンテカルロ、マドリード、ローマと続く。

 昨年はマイアミでベスト4、マドリードで準優勝と好結果を残した。さらに力をつけた今なら、初のタイトル獲得も現実味を帯びる。

 シーズン途中のランキングについて自身は「上がったり下がったりするもの。1年を戦った後(の順位)が大事」とさほど気にかけていない。それでも、好シードで迎えることになるマスターズ大会には「大きな結果を出せるように頑張りたい」と意欲を示している。(共同)

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