渡部兄弟、後半距離で沈み6位「もう一回出直したい」

[ 2015年3月2日 05:30 ]

後半距離で弟の善斗(右)からタッチを受けスタートする渡部暁斗

 ノルディックスキー世界選手権第10日は2月28日にスウェーデン・ファルンで行われ、複合団体スプリントで渡部暁斗、渡部善斗(ともに北野建設)兄弟の日本は6位。距離女子30キロクラシカルで石田正子(JR北海道)は1時間29分26秒9の19位に終わった。

 渡部兄弟は後半距離のスピードで強豪に圧倒された。日本複合陣は3大会連続でメダルなし。兄の暁斗は「もう一回出直したい」と失意の表情だった。前半飛躍で2位につけたが距離の実力差が大きすぎた。1・5キロのコースを交互に計10周走るレース。1周目でドイツ、5周目でノルウェーに追い付かれ、1分21秒後ろにいたイタリアにも抜かれた。高速化が進むレースへの対応が鍵を握る。ソチ五輪銀メダルの暁斗は「進化していきたい」とレベルアップを期した。

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2015年3月2日のニュース