伊藤みきの妹さつき W杯初表彰台2位「信じられない」

[ 2015年3月2日 05:30 ]

デュアルモーグル女子で2位に入り、笑顔で観客の声援に応える伊藤さつき(右)。左は優勝したモーガン・シルト

 フリースタイルスキーW杯は1日、秋田県仙北市・たざわ湖スキー場で非五輪種目のデュアルモーグル方式によるモーグル第8戦が行われ、女子で21歳の伊藤さつき(立命大)が2位に入り、W杯初表彰台に立った。モーガン・シルト(米国)がW杯初優勝。モーグル2位の星野純子(リステル)は準々決勝でシルトに屈して6位だった。男子の西伸幸(白馬ク)と杉本幸祐(松本大)は決勝トーナメント1回戦で敗れ、ミカエル・キングズベリー(カナダ)が7連勝で通算28勝目を挙げた。

 ハイライトは準決勝だった。伊藤はW杯通算45勝のカーニー(米国)と対戦し、女王の転倒で幸運な勝利を手にした。安定したターンとエアで予選から勝ち上がり、決勝のシルト戦も1点差の惜敗。W杯で初めての表彰台に立ち「信じられない。自分の滑りだけに集中した」と喜びをかみしめた。

 3大会連続五輪代表の姉みき、長姉のあづさとともに日本モーグル界では有名な伊藤3姉妹の末っ子の21歳。「技術を底上げして、常にW杯の決勝で滑れるように頑張っていく」と目標を掲げた。

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2015年3月2日のニュース