渡部暁斗6位「逃したな、という感じ」 日本勢メダルならず

[ 2015年2月21日 00:37 ]

複合個人ノーマルヒルの後半距離で力走する渡部善斗

 ノルディックスキーの世界選手権は20日、スウェーデンのファルンで行われ、複合個人ノーマルヒルでソチ五輪銀メダリストで日本のエース・渡部暁斗(26=北野建設)は6位、弟の善斗(23=北野建設)は7位に終わった。

 前半飛躍(HS100メートル、K点90メートル)を終え、渡部暁斗は4位、弟の善斗が2位につけ後半距離(10キロ)へ。暁斗はトップと27秒差、善斗は21秒差でスタート、先頭集団に入って優勝争いを繰り広げたが、最後に差をつけられ、複合の日本勢99年大会の荻原健司以来となる8大会ぶりの個人メダルはならなかった。

 5位から出て26分38秒9をマークしたヨハネス・ルゼック(23=ドイツ)が逆転優勝。加藤大平(30=サッポロノルディックク)は17位、永井秀昭(31=岐阜日野自動車)は18位だった。

 日本勢は26日の個人ラージヒルで再び個人種目のメダルに挑む。

 ▼渡部暁斗の話 (表彰台のチャンスを)逃したな、という感じ。もうちょっといけそうだったけど、脚が思うように動かなかった。もう少しうまく走れれば(3位を)差せた。

 ▼渡部善斗の話 自分のジャンプはできた。(後半距離は)ラスト勝負のところで武器が足りない。最後に一歩前に出る力が1段階下のレベルだった。勝ったのは同い年の選手。うかうかしていられない。

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