11・8中国杯で閻涵と衝突も2位 20日後のNHK杯で復帰

[ 2014年11月29日 05:30 ]

 【羽生ケガからの経過】

 ▼11月8日 中国杯男子フリー直前の6分間練習で閻涵(18=中国)と正面衝突。頭部、顎から流血したが、止血後に強行出場した。5度も転倒しながら滑りきり、スコアを見ると号泣。合計237・55点で2位に入った。

 ▼9日 エキシビションを欠場。拠点のカナダ・トロントに戻る予定を変更し、成田空港に緊急帰国。車いすに乗った痛々しい姿で空港に姿を見せ、そのまま都内の病院で精密検査を受けた。

 ▼10日 日本連盟が精密検査の結果を発表。頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫と負傷は5カ所で、全治約2~3週間の診断。28日開幕のNHK杯出場が絶望的に。

 ▼20日頃 氷上練習を再開したが、ジャンプは跳べず。

 ▼25日 ブライアン・オーサー・コーチが来日。NHK杯出場について、「可能性はかなり高い」と明かした。日本連盟は26日の非公式練習後に最終判断すると発表。

 ▼26日 非公式練習でトーループ、サルコーの2種類の4回転に成功。練習後、小林強化部長が「出場いたします」と発表。

 ▼27日 午後の公式練習はジャンプでミスが目立つ。会見で中国杯の強行出場について問われると、「スポーツは限界に挑むもの。ある意味、死と隣り合わせ」などと話した。

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2014年11月29日のニュース