羽生 4位を糧に 強化部長期待「ファイナルはやってくれると思う」

[ 2014年11月29日 22:29 ]

フリーで華麗な演技を見せる羽生

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯第2日は29日、大阪・なみはやドームで男女のフリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(ゆづる、19=ANA)は、前半のジャンプのミスが響いて151・79点止まり。合計229・80点で、4位に終わったが、連覇がかかるGPファイナル(12月、スペイン・バルセロナ)進出は決めた。

 前日のSPでミスが続出したジャンプだが、この日も精度は今ひとつ。冒頭の4回転サルコウは2回転、続く4回転トーループも3回転になった上、転倒するなど厳しい出だしに、場内からはため息がもれた。

 小林芳子・日本スケート連盟強化部長は「羽生選手は氷に乗って、ほんの1週間の練習しかしていない。曲の中でやるフィギュアの難しさが身に染みたはず。これを糧としてファイナルではやってくれると思う」と話した。

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