韓国警察 冨田の主張一蹴「監視カメラに写っており、特定できる」

[ 2014年11月6日 18:08 ]

アジア大会の会場資料を示し会見する冨田(左)と国田弁護士

 韓国・仁川アジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴された競泳男子の冨田尚弥が犯行を否定する記者会見を開いたことをめぐり、事件を捜査した仁川南部警察署の関係者は6日、「監視カメラに犯行の様子が写っており、本人とはっきり特定できる」と述べ、冨田の主張を一蹴した。

 同関係者によると、カメラが盗まれた競泳会場の監視カメラには、冨田がカメラ本体からレンズを外す様子が写っており、冨田がカメラをバッグに入れたと主張する人物は周囲に写っていないという。

 冨田が否定している「カメラを見た瞬間、欲しくなった」との供述については「明らかに言った」と強調。韓国警察の事情聴取で「認めれば刑は軽くなる」などと言われたとの主張には「そんなことは言っていない」と否定した。事情聴取に同席していた日本オリンピック委員会(JOC)の役員も知っているはずだと指摘した。(共同)

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2014年11月6日のニュース