弁護士 冨田の姿勢称える「1つ1つ真摯に答えた」

[ 2014年11月6日 16:27 ]

会見中に涙を浮かべる冨田

冨田尚弥弁明会見

 3時間弱に渡る会見の最後に冨田の代理人を務める国田武二郎弁護士は「日本の中で風を起こして、韓国の捜査当局にもう1回再捜査ということをできれば。まずはこの場所から訴えていきたい」と声を大にした。

 知らない人がバッグにカメラを入れたというにわかには信じがたい状況説明だったことから「おそらく皆さんの中では内心怪しいと思っている方もいらっしゃると思います。それは仕方ないと思う」と理解を示しつつ「私は10月11日から毎日何時間も陳述書を作ってきた。少なくとも彼の供述は一貫してぶれていない。述べていることが具体的で臨場感もある。信用に足ると思いました」と冨田の主張が信頼に値する根拠を語った。

 「彼と記者さんとのやりとりを見て皆さんどう思ったのか?私は彼の姿を見て1つ1つ真摯(しんし)に答えたと思っています。作り事や嘘をフィクションを話すということがありうるのでしょうか?」と冨田の会見に臨んだ姿勢を称え、「25歳の若者が冤罪だと皆さんの前で大きく叫んでいるわけですから、1つずつ彼の汚名を晴らしていただければなと思います」と報道陣に協力を訴えた。

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