43歳岡部10位涙の引退試合「ジャンプ人生で一点の曇りなし」

[ 2014年3月23日 05:30 ]

試合後、チームメイトに胴上げされる岡部

 札幌市大倉山ジャンプ競技場で22日、ノルディックスキー・ジャンプの伊藤杯シーズンファイナルが行われ、男子は今季限りで引退する98年長野五輪団体金メダリスト、岡部孝信(43=雪印メグミルク)が1回目5位から2回目121・5メートルで順位を落とし、10位に終わった。優勝は2回目に138・5メートルの最長不倒をマークした小林潤志郎(22=東海大)。女子は今季で現役を退く小浅星子(30=ライズ)が優勝した。

 3歳の大ベテラン岡部は引退セレモニーで感極まり、涙した。「成績がいい時も悪い時も一生懸命やってきた。今までのジャンプ人生で一点の曇りもなかった」と言葉を詰まらせながら、涙を拭った。大会後は引退選手によるラストジャンプで132メートルをマーク。最後は後輩たちに胴上げされた。今後は所属先の雪印メグミルクでコーチとなり、後進を指導する。

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