湿布も貼れない…川内 意外な弱点告白「かぶれちゃうんです」

[ 2014年3月17日 05:30 ]

会見で湿布などのアレルギー体質を告白した川内

 アジア制覇へ、アレルギー体質を克服する。アジア大会(9月19日開幕、韓国・仁川)の男子マラソン代表・川内優輝(27=埼玉県庁)が16日、意外な弱点を告白した。埼玉・春日部東高時代に故障がちだった川内は、痛めた両足に湿布、スプレー式や塗り薬の鎮痛消炎剤を多用しすぎたという。今はそれらを使用すると「皮膚がかぶれて赤くなっちゃうんですよ!」と明かした。

 疲労回復のために現在できることは、はり治療と温泉だけ。そんな川内が期待を寄せるのが、4月に日本陸連が立ち上げるマラソンのナショナルチーム(NT)だ。川内は医科学的なサポートが受けられるNT入りが決定している。「どういうアレルギーで(湿布などが)使えないのか、アレルギーチェックもしたい」。アジア大会で金メダルを逃せば、15年世界選手権、16年リオデジャネイロ五輪を断念する方針。「覚悟を持って全力で頑張りたい」と気合を入れる公務員ランナーが、まずは体内に潜むライバルを見極める。

 ≪帰宅部に完勝「足つぶしてやった」≫川内はこの日、さいたまシティマラソンのハーフマラソンの部に出場。ゲストランナーで順位はつかなかったが、1時間4分49秒でトップだった。1月の谷川真理ハーフで完敗した、陸上部に所属しない京都教育大の池上にも3分26秒差の完勝で、「揺さぶって(池上の)足をつぶしてやった」と胸を張った。川内は30日に仁川国際マラソン(ハーフ)に出場。アジア大会のコースや街並みをチェックする。「しっかり下見したい。韓国にも銭湯はあると聞いている」と話した。

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2014年3月17日のニュース