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沙羅 飛び級で大学合格!17歳、両親と相談し決断へ

[ 2014年3月17日 05:30 ]

日本体育大体育学部の「飛び入学入試」に合格したことが分かった高梨沙羅

 ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯で個人総合2連覇を果たし、ソチ五輪は4位だった高梨沙羅(17=クラレ)が日本体育大体育学部の「飛び入学入試」に合格したことが16日、大学関係者の話で分かった。高校卒業前に大学に進める制度を使ったもので、今月上旬に合格が通知された。高梨は実際に入学するかどうかはまだ決めていないというが、両親らと相談の上、近く最終判断をする。

 日体大の飛び入学入試は今回初めて実施され、その合格者の1人が高梨だった。受験条件は入学時に高校の在学期間が2年になることや、五輪や国際大会での上位入賞などスポーツで特に優れた資質を持つこと。中学を卒業して12年4月にグレースマウンテン・インターナショナルスクールへ進学した高梨は、現在は高校2年生に相当する。スポーツの資質もW杯個人総合2連覇とあれば文句のつけようがない。

 高梨は高校入学からわずか約4カ月後、一昨年の8月に文部科学省が実施する高校卒業程度認定試験(旧大検)に合格している。そのため満18歳になる年度には大学入試の受験資格を持つことになっていたが、それを待たずして飛び級での大学進学を選択肢に含めた。

 ちょうどソチ五輪を終えた後の2月10~19日が出願期間で、書類審査による一次選考、小論文と面接の二次選考を経て、今月上旬に合格。小中高一貫教育のグレースマウンテン・インターナショナルスクールや中学時代まで習っていたバレエ教室でも高梨は小さな子供の面倒をよく見ていたという。そのため将来は教師になる夢を抱いていたというが、大学関係者は「将来は指導者になるのを念頭に置いていると聞いている」と話した。父・寛也さん(46)は日体大スキー部に所属した元ジャンプ選手で、母・千景さん(46)も剣道の有段者で同大の出身とあれば、日体大進学も自然な流れだった。

 15日のW杯個人第17戦ではあいかわらず圧倒的な強さで今季14勝目を挙げた。ソチ五輪では初めて味わう重圧の大きさに4位に終わったものの、若き女王の存在感は増すばかり。決断次第では飛び級で4月から日体大に進学する。今後は競技生活とともに将来を見据えて大学でさまざまなことを学びながら、たくましさを身につけて4年後の平昌(ピョンチャン)五輪を目指していくことになりそうだ。

 ◇高梨 沙羅(たかなし・さら)1996年(平8)10月8日生まれ、北海道上川町出身の17歳。クラレ所属。ジャンプ選手だった父・寛也さん、兄・寛大さんの影響で小2から競技を始める。14歳だった11年2月、W杯の前身・コンチネンタル杯で女子史上最年少優勝。W杯では12年3月の蔵王(山形)大会で初優勝し、昨季から2季連続で総合女王。1メートル52、45キロ。

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