日本の抗議文書棄却 パラリンピック運営ミスで

[ 2014年3月17日 18:55 ]

 日本パラリンピック委員会は17日、ソチ冬季大会の運営ミスにより、バイアスロン女子12・5キロ立位の出来島桃子(新発田市役所)の順位が下がった問題で、日本選手団が是正を求めて提出していた抗議文書が国際パラリンピック委員会(IPC)に棄却されたと発表した。

 14日に行われたレースでは、多くの選手が間違ったコースに入って余分な距離を滑走した。正規のコースを通った出来島がトップに立つ展開になったが、終盤に審判員に他の選手同様に余分な距離を滑走するよう指示されたことで7位まで順位を下げた。

 IPCの回答は、審判員の判断は「競技運営上自然な決定であり、制裁の対象にはあたらない」とした。運営ミスの原因について情報を集めて検証する。

 日本選手団の荒木雅信団長は「裁定を現段階では受け止める。今後の対応については帰国後に協議したい」とコメントした。

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2014年3月17日のニュース