障害者スポーツの祭典に幕 ソチ冬季パラリンピック

[ 2014年3月17日 07:24 ]

フィシュト五輪スタジアムで始まったソチ冬季パラリンピックの閉会式

 第11回冬季パラリンピック・ソチ大会は16日夜(日本時間17日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで閉会式が行われ、冬季史上最多の45カ国が参加した障害者スポーツの祭典が閉幕した。

 日本はアルペンスキー男子座位で滑降、スーパー大回転の2冠に輝いた狩野亮(28)=マルハン=が2大会連続で閉会式の旗手を務めた。約50人の日本選手団は閉会式の開始前に各国選手団とともに入場し、笑顔で日の丸の小旗を振った。英語のインポッシブル(不可能)の電光表示が、アイムとポッシブル(可能)に分けられ、不可能が可能に変わるとの演出のアトラクションがあった。

 アルペン男子回転座位を制した鈴木猛史(25)=駿河台大職=を含む金メダル3個は海外で行われた冬季大会最多に並んだ。銀1、銅2を含めた合計6個のメダルは前回の11個を下回った。

 国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長から次回の2018年冬季大会を開催する韓国・平昌郡トップの李錫来氏にパラリンピック旗が手渡された。

 大会はクリミア半島情勢を巡るロシアとの対立を深めたウクライナが開幕直前でボイコットを回避、参加した。

 金メダル30個の開催国ロシアは、総数でも冬季史上最多の80個のメダルを獲得した。(共同)

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2014年3月17日のニュース