アスリートセブンズ結成!目玉は元オリ 吉田監督ほれた

[ 2014年3月17日 09:35 ]

サムライ東京SRCのAチームに選ばれた(前列左から)飯田、杉原、梶本は吉田監督と笑顔でポーズ

 16年のリオデジャネイロ五輪から正式競技となる7人制ラグビーの日本代表選手を輩出するため、明大前監督の吉田義人氏(45)が立ち上げた「サムライ東京セブンズラグビークラブ(SRC)」の公開練習と最終選考が16日、都内で行われ、元オリックスの梶本勇介内野手(30)ら12人のAチーム入りが発表された。チームは4月27日に岩手県釜石市で行われる大会で初陣に臨む。

 他競技のトップアスリートの参加を呼びかけ、Bチーム9人を加えた計21人での船出。吉田監督は「2月の初めから週3回、練習を重ねてきた。やはりトップアスリートだけあってのみ込みが早い。オリンピアンを育てたい」と目を輝かせた。

 目玉となるのはやはり元オリックスの梶本だ。昨季限りで戦力外となり、11月のプロ野球トライアウトで吉田監督のお眼鏡にかなってラグビーに挑戦。本人は「ラグビーでチャンスがあるかどうか考えて決断したい」と3月いっぱいは野球での現役続行も模索するつもりだが、吉田監督は「さすがプロ野球選手。取り組む姿勢もいい。悩むのは当たり前」と揺れる心情を理解しつつ、潜在能力にほれ込んだ。

 他にも08年全日本インカレ110メートル障害優勝の飯田将之、アメフトの強豪、オービックでランニングバックとして活躍した杉原雅俊ら他競技のトップアスリートが集まった。試合形式の練習で、抜群のスピードを披露した飯田は「五輪競技になったのが(転向の理由として)大きい」とキッパリ。陸上ではかなわなかった夢の舞台を目指す。

 ▽サムライ東京セブンズラグビークラブ 明大前監督で元日本代表の吉田義人氏が立ち上げた7人制ラグビーのチーム。昨年12月22日のトライアウトは梶本ら43人が参加。今後も他競技のアスリートを受け入れながらA、B各15人程度で活動の予定。東京都内で週4回の屋外練習、週2回の筋力トレーニングを実施しながら、4月27日の「FPホーム岩手セブンズ」を目指す。

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