強風で後半中止 葛西ガッカリ「順位上げる自信はあった」

[ 2014年3月17日 05:30 ]

 ノルディックスキー・ジャンプ男子フライング世界選手権は15日、チェコ・ハラホフで個人(HS205メートル、K点185メートル)の後半3、4回目を行う予定だったが、強風で中止となった。14日の前半2回の成績で順位が決まり、葛西紀明(41=土屋ホーム)は187・5メートル、193メートルの合計374・6点で3位と1点差の4位だった。清水礼留飛(20=雪印メグミルク)は343・4点で12位。セベリン・フロイント(25=ドイツ)が203・5メートル、191・5メートルの391・0点で優勝した。16日の団体(HS205メートル、K点185メートル)も強風のため中止となった。

 強風で逆転の機会は失われた。4位に終わった葛西は「残念な気持ちでいっぱい。悔しい」と表情も晴れなかった。ハラホフは22年前に19歳で優勝した思い出の地。史上最年長優勝に望みをつないでいただけに「勝ちたかった。得意のフライングだったので順位を上げる自信はあった」と漏らした。ただ、前回優勝した当時も似たような強風で競技途中に中止となり、葛西に優勝が転がり込んだ。「人生はこういうふうに平等になっている」と苦笑いした。

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2014年3月17日のニュース