岡部22日ラスト飛行 平昌へ後進育成、雪印コーチ就任予定

[ 2014年3月11日 07:32 ]

昨年12月、W杯欧州遠征へ出発前に笑顔で気合を入れる岡部孝信(左)と葛西紀明
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 日本のスキー・ジャンプ界において、長年にわたって第一線で活躍してきた北海道下川町出身の岡部孝信(43=雪印メグミルク)が今季限りで現役を引退。4月以降は雪印メグミルクスキー部コーチとして後進の指導にあたることになった。

 43歳の世界最年長ジャンパー。自身5度目となる五輪出場を最大の目標に掲げて臨んだ今季。昨年12月に国内開幕戦(名寄)で優勝するとW杯遠征に招集された。年末年始の欧州ジャンプ週間(ドイツほか)が五輪切符へのラストチャンスだったが、そこで結果を残せず代表選考から漏れた。今月2日のTVh杯(札幌)で優勝するなど「まだまだやれる…」という声もあったが、チームに新人2選手が加入することもあって後進に道を譲る覚悟を決めた。

 ソチ五輪で団体銅メダルを獲得した葛西紀明(41=土屋ホーム)、伊東大貴(28=雪印メグミルク)ら多くの名ジャンパーを輩出した下川町出身者の中でも、リーダー格が最年長の岡部だった。

 葛西、伊東の2人も岡部を「兄さん」と慕い、その背中を追った。09年3月のW杯クオピオ大会(フィンランド)で岡部が38歳4カ月の当時史上最年長優勝をマークしたが、葛西は「岡部さんがやれたのだから自分も…」と奮い立った。

 ソチ五輪でレジェンドとなった葛西にとっての「生きる伝説」こそが岡部だった。

 北海道が生んだ「もう1人のレジェンド」による現役最後の雄姿が見られるのは国内最終戦の22日、伊藤杯シーズンファイナル(札幌・大倉山)。43歳のラストフライトに世界が注目する。

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