貴乃花親方ら黙とう「忘れてはいけない」 春場所開催中の相撲協会

[ 2014年3月11日 21:21 ]

東日本大震災から3年、犠牲者に哀悼の意を表し黙とうする貴乃花親方(左端)=11日午後2時46分、大阪市のボディメーカーコロシアム

 大相撲春場所開催中の日本相撲協会は大阪市ボディメーカーコロシアムで哀悼の意を表し、北の湖理事長(元横綱)は「一日も早い復興を心から願っている」と述べた。初日から正面入り口で握手や写真撮影などのファンサービスを続けている春場所担当部長の貴乃花親方(元横綱)は東日本大震災が発生した午後2時46分、担当親方や来場者らと1分間の黙とうをささげた。

 貴乃花親方は「10年、20年、30年たっても忘れてはいけない。ご冥福を祈り、鎮魂の思いで場所の成功へと至らせたい」と思いを語った。相撲協会は3年連続で夏に被災地を訪れ、横綱土俵入りなどの復興イベントを開いている。尾車巡業部長(元大関琴風)は今夏も実施の意向を示し「どんな形になろうとも、続けることに意味がある」と力を込めた。

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2014年3月11日のニュース