白鵬 一瞬ひやりの場面も…29歳前祝い白星

[ 2014年3月11日 05:30 ]

引き落としで玉鷲(右)を下した白鵬

大相撲春場所2日目

(3月10日 ボディメーカーコロシアム)
 白鵬がひやりとしながらも白星をものにした。11年1月の初場所以来3年ぶりに玉鷲と対戦。右前まわしを引いたが、玉鷲の左おっつけで攻めが遅れた。前に出る相手を引いて呼び込んでしまい、土俵際でなんとか引き落とした。

 勝った瞬間、さすがの白鵬も苦笑いを浮かべていた。「まわしをつかんだのでしっかりといけば良かった。投げてやろうという気持ちがあった。その分呼び込んだよね。まあ15日間ありますから」と辛勝に納得いかない表情だった。久しぶりの玉鷲戦に「横綱を引かせたんだから力をつけたんでしょう」と相手の成長を認めていた。

 3日目は29歳の誕生日。結びの一番で遠藤と初対戦する。「いい相撲を取るだけですよ」。角界を引っ張る横綱が、伸び盛りの23歳に金星を配給するわけにはいかない。

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2014年3月11日のニュース