涙の琴奨菊 右胸付近痛め休場か 佐渡ケ嶽親方「大きく切れていれば駄目」

[ 2013年11月11日 21:12 ]

土俵下でも顔をゆがめ痛がる琴奨菊

 大相撲の西大関琴奨菊(29)=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=が九州場所2日目の11日、初日を出した小結松鳳山戦で右胸付近を痛めた。取組後に福岡県内の病院で診察を受けたが、3日目から休場する可能性が出てきた。

 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、筋断裂かと問われ「そうでしょうね。大胸筋の辺りだと思う。明日(12日)の朝に本人と話して出場か休場かを決める。大きく切れていれば駄目だと思う。(負傷の程度が)軽ければテーピングで固めて、できないことはない」と話した。

 琴奨菊は土俵際で松鳳山の左すくい投げに右腕をはね上げられながら強引に押し出した。直後に顔をしかめ、土俵下でしばらく立ち上がれなかった。支度部屋に戻って三角巾で右腕をつり、報道陣の質問には答えず、涙を流した。

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2013年11月11日のニュース