スマイルジャパン“前哨戦”ドイツに完敗 パス対応課題

[ 2013年11月11日 06:00 ]

<日本・ドイツ>2点目を奪われ肩を落とす青木香(中央)ら

女子アイスホッケー5カ国対抗戦最終日

(11月10日 新横浜スケートセンター)
 ソチ五輪に出場する世界ランク10位の日本代表「スマイルジャパン」は同7位のドイツに1―3で敗れ、通算2勝2敗で終えた。第1ピリオドにドイツに先制を許すと失点を重ね、第3ピリオド終盤にFW大沢ちほ(21)が1点を返すにとどまった。ソチ五輪メンバーは12月上旬に発表され、国内合宿(苫小牧)に入る。

 スマイルジャパンが“前哨戦”に完敗した。第2ピリオドまでにドイツの素早いパスワークに対応できずに3失点。第3ピリオドの残り50秒、GKを下げた6人攻撃で最後に大沢が一発を叩き込んだのがせめてもの意地だった。

 ドイツとはソチ五輪1次リーグでも対戦する。フィジカルとリーチの差があるドイツに対抗するには支配率を高めることが必要だ。大沢は「1対1のバトルで弱さが出た。もっとハードに戦わないとメダルが見えてこない」と話す。今大会は2勝2敗。ソチ五輪1次リーグではドイツより格上の同6位スウェーデン、同4位ロシアとも戦う。飯塚監督は「得点力をアップさせること」と課題を挙げた。

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2013年11月11日のニュース