日本代表 スコットランド代表苦しめた、WTB福岡収穫2トライ

[ 2013年11月11日 06:00 ]

スコットランド戦の後半、トライを決める福岡

 ラグビー日本代表は9日、敵地エディンバラでスコットランド代表と対戦し、17―42で敗戦した。一時は1点差に迫るなど、世界ランキング9位の格上相手を慌てさせたが、最後は力負け。89年5月以来の対スコットランド戦勝利は逃したが、WTB福岡堅樹(21=筑波大)が2トライを挙げるなど、15年のW杯イングランド大会へ向けて若手の活躍は収穫となった。

 一瞬で抜き去った。前半33分、左展開からのパスを受けた福岡がトップギアに上げると、相手バックス陣はついて行けない。トライにはつながらなかったが、秩父宮で戦った2日のニュージーランド代表戦でも見せた加速力は本物。後半2分にはWTB広瀬の突進から、11分にはFB五郎丸の突破から福岡はトライを挙げた。若きスピードスターは「(相手の)WTBとマッチアップした時に外にスピードで振り切れたのは自信になる」と話した。

 ニュージーランド戦は互角に戦えたのは20分。この日は後半に2度にわたり1点差に迫るなど、50分間は対等に戦った。No・8ホラニがシンビン退場中に3トライを奪われて突き放されたが、ワイズマンテル・ヘッドコーチ代行は「駆け引きの大切さを学んだと思う」と課題を口にしつつも「スコアは実力差をそのまま反映したものだとは思っていない」と前向きにとらえた。

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2013年11月11日のニュース