田辺勝氏が日体大監督就任　柔道女子の元監督代行

　柔道女子日本代表の元コーチで、暴力指導問題発覚後に監督代行を務めた田辺勝氏（４０）が母校の日体大男子柔道部監督に就任したことが１１日、分かった。全日本柔道連盟強化副委員長で、これまで監督だった山本洋祐氏（５３）は総監督となる。

　高知県出身の田辺氏は昨夏のロンドン五輪で女子重量級を担当。２月に暴力指導問題で園田隆二前監督が引責辞任した後、新体制発足まで監督代行として指揮を執った。新たに母校を率いることが決まり「自分が育った大学で監督をさせていただくのは念願だった。礼儀を重んじ、元気のいい選手を育成したい」と抱負を述べた。