IOCロゲ会長 レスリング会長代行に説明「公平に投票」

[ 2013年3月7日 23:06 ]

 レスリングが2020年夏季五輪で実施競技から除外危機にある問題で、国際レスリング連盟のラロビッチ会長代行は7日、スイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部でIOCのロゲ会長と約1時間会談した。ロゲ会長から20年五輪の「中核競技」から除外された経緯について「公平に投票で決まったことだ」などと説明を受けたという。

 20年五輪の実施競技で最後の1枠を争うレスリングなど八つの候補から絞り込みを行う5月のIOC理事会に向け、ラロビッチ会長代行は「時間は少ないが、ルールを分かりやすくするなど、するべきことをする」と述べた。IOCへの抗議のため、五輪のメダル返上の動きが続くことには「逆効果だ。そういった動きはやめてほしいと訴えたい」と語った。

 IOCは会談について「広範な話題について話し合い有益だった。16年のリオデジャネイロ五輪の準備を含め、今後とも協力関係を続けていきたい」との声明を出した。(共同)

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2013年3月7日のニュース