伊藤みき銀!五輪内定勘違いもソチメダル有力候補に

[ 2013年3月7日 06:00 ]

女子モーグルで2位となり笑顔を見せる伊藤みき

 フリースタイルスキー世界選手権の第3日は6日、ノルウェーのボスでモーグルが行われ、女子は伊藤みき(25=北野建設)が銀メダルを獲得した。09年大会のデュアルモーグルで2位になって以来、自身2個目のメダル獲得。09年大会覇者の上村愛子(33=北野建設)は5位、村田愛里咲(22=北翔大)は6位。男子では遠藤尚(22=忍建設)が決勝に出場したが、上位6人によるスーパーファイナル(SF)に進めなかった。エアリアル男子の田原直哉(32=徳洲会)は予選落ちした。

 安定したターンに勢いが加わった伊藤の銀メダル獲得だった。2月24日の福島猪苗代大会でW杯初優勝を飾った直後の今大会。前回は非五輪種目のデュアルモーグルだったが、今回は五輪に直結するモーグルで真価を証明し「まだ実感が湧かないが、自分のスキーをしてメダルという形で返ってきたのは自信になる」と胸を張った。

 「わたしは滑れば滑るほどアドレナリンが出る」という言葉通り、5日の予選は8位で通過。この日の決勝は3位で突破し、SFではさらに切れ味を増して2位。滑るたびに順位を上げていった。渡欧前は“メダル獲得=ソチ五輪内定”と思い込んでいたため「出場決定を最大の目標にしたい」と話していた。これは勘違いだったものの、五輪のメダル有力候補に名乗りを上げた。

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