白鵬　２４度目Ｖへ合同稽古で貫禄の１５戦全勝

　大相撲の春場所（１０日初日、ボディメーカーコロシアム）で２４度目の優勝を狙う横綱・白鵬（２７＝宮城野部屋）が６日、境川部屋との合同稽古を行う春日野部屋（大阪府交野市）に出向き、関脇・豪栄道、小結・栃煌山、幕内・妙義龍に１５戦全勝と貫禄を示した。

　特に初場所３日目に完敗した妙義龍に対しては立ち合いからの強烈な“かち上げ”や土俵を割った後に“ダメ押し”を繰り出すなど、気合十分の取り口で８戦全勝。「同じ相手に２場所続けて負けられないからね」と横綱としてのプライドを誇示した。３戦全勝した豪栄道については「いいものを持ってる」と評価した上で「どんな力士に対しても頭を下げて相撲を取る必要はないし、胸を出す覚悟を決めてほしい。小さい相撲を取っていたら（大関は）厳しい。巡業でも本人に言ったんだけど」とアドバイスを送っていたことを明かした。