胸を張る猪瀬知事 東京招致委が会見

[ 2013年3月7日 22:30 ]

 2020年夏季五輪の国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査が終わったことを受けて東京招致委員会が7日、東京都内のホテルで記者会見した。招致委の会長を務める猪瀬直樹知事は「寸分の狂いもなく(五輪を)運営できるということを視察で体験してもらった」と胸を張った。

 IOC評価委の会場視察でテニスのラリーを披露するなど前面に立ってきた知事は「今週は本当に楽しんだ。少なくともスポーツが大好きな知事がいると分かってもらった」と満足そう。

 さらに「東京の優れた輸送インフラ、先端テクノロジー、安心安全を伝えることができた」と笑顔で手応えを強調した。

 荒木田裕子スポーツディレクターも「(視察は)初日は30秒ほど遅れたが2日目は7分ぐらい、3日目は6分ぐらい早く終了した。みんな頑張った」と自賛した。

 一方、竹田恒和理事長がライバル・イスタンブール(トルコ)の「イスラム圏初」のような、心に訴えかけるアピールはないかと問われ「ロンドンは3回目だが世界に大きな貢献をした。ロンドンを上回る最高の五輪を目指している」と返答。

 日本のメディアから「(アピール力が)少し弱いんじゃないか」と指摘される一幕もあった。

 会見はIOC評価委の記者会見に続いて行われ、国内外の報道関係者約300人が詰めかけた。トルコからは約20人の報道陣が出席した。

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2013年3月7日のニュース