ジャンプ回転不足重なった村上 得点表示で笑顔薄れる

[ 2012年10月28日 01:31 ]

スケートカナダ 女子フリー

(10月27日 カナダ・ウィンザー)
 演技直後に浮かんだ満面の笑みは、得点表示とともに薄れていった。村上は成功したと思われたジャンプで回転不足の判定が相次ぎ、先に滑った鈴木を上回れなかった。

 SPはジャンプに切れを欠いて4位にとどまったが、首位と4・59点差。逆転優勝も十分に狙える位置に「やるしかない。不安はない」と自分を信じて臨んだが、2回転半が1回転半になるミスもあった。

 11月で18歳となる村上が掲げた今季のテーマは「きれいで力強い女性」への変身。オフは「ちょっとしたしぐさが大人っぽくなったねと言われるようにしたい」と表現力を磨いた。情熱的なタンゴの世界を表現するフリーで新境地に挑んだ。

 シニアデビューした2季前はGP初優勝、GPファイナル3位と大躍進したが、昨季はスケート靴が足に合わず苦戦した。真価が問われるシニア3季目。ソチ冬季五輪を目指す村上は、次戦のロシア杯(11月・モスクワ)にソチが舞台のGPファイナル進出を懸ける。(共同)

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2012年10月28日のニュース