秋巡業が全日程終了 新横綱の日馬富士「忘れられない巡業に」 

[ 2012年10月28日 20:06 ]

秋巡業の土俵で塩をまく新横綱の日馬富士

 大相撲の秋巡業は28日、12カ所目となる山口県宇部市で全日程を終えた。新横綱の日馬富士は「毎日いろんな事を学んだ。僕にとっては忘れられない巡業になった」と看板力士としての責任を担った充実感を漂わせた。

 この日の朝稽古はぶつかり稽古だけだったが、巡業の前半は有望な若手、後半は横綱白鵬ら上位陣と取り、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に備えた。「今までの巡業と一番違うのは土俵入り。声援が多くて楽しい」。不知火型の横綱土俵入りも板についてきた。

 品格が疑われるような駄目押しもなくなり、鏡山審判部長(元関脇多賀竜)は「それも一つの自覚の表れ」と評価。巡業部の大山副部長(元幕内大飛)は「日馬富士がいる稽古場からは熱いものが感じられた。しっかりと役目を果たしてくれた」とねぎらった。

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2012年10月28日のニュース