初Vの把瑠都 連覇でも昇進ダメ?…稀勢戦に“注文”

[ 2012年1月23日 06:00 ]

<尾上部屋千秋楽打ち上げパーティー>ファンにもらった色紙を手に引き上げる把瑠都

大相撲初場所千秋楽

(1月22日 両国国技館)
 13日目に初優勝を飾った大関・把瑠都は母ティーナさん(49)が観戦する中、史上8人目の大関全勝Vを狙ったが、横綱・白鵬に寄り切られた。春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)では初めて綱獲りに挑むが、12日目の稀勢の里戦の変化に苦言を呈した横綱審議委員会(横審)は2場所連続優勝でも推挙しない可能性を示唆。全勝優勝を逃したことでハードルは高くなったが、敗戦を糧により一層の精進を誓った。

 こみ上げる喜びを抑えきれなかった。表彰式で賜杯を受け取り、土俵上での優勝インタビューに答える把瑠都は支えてくれた家族の話になると、大きな指で目頭を押さえた。「良かったです。やればできるもんです」。この日はエストニアから母ティーナさんらが駆けつけた。「母さんがいなかったら私もいなかった」。式典中も升席からエレナ夫人と一緒に手を振る母の姿を認めると喜びは倍増した。

 07年夏場所の白鵬以来となる大関全勝Vがかかった千秋楽。白鵬に左腕を抱えられて崩され、左四つで寄せられた。「まだまだですね。でも優勝したうれしさが大きい。胸がいっぱい」。今年初黒星にも人なつこい笑みを絶やさなかった。

 10年に大関獲りに成功した春場所で今度は初めて綱獲りに挑む。だが昇進を推挙する横審から早くも厳しい声が出ている。「平幕力士が変化するのはいいけど大関はみんなに範を示さないと。変化するような大関が横綱になる資格はない。跳んだりはねたりするのはダメだ」と、鶴田卓彦委員長(元日本経済新聞社社長)は稀勢の里戦の変化にあらためて“注文”をつけた。

 ▼母ティーナさん 凄くうれしい。息子が賜杯をもらった瞬間、ハグしてあげたくなった。会えてうれしい。

 ▼エレナ夫人 大関に感謝していると言ってもらいましたが、私もありがたいと思っています。感動して泣きそうです。幸せです。

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