史上1位の佐久間山が幕下優勝「緊張なかった」

[ 2012年1月23日 06:00 ]

<大相撲初場所千秋楽>幕下優勝決定戦で立合いでかち上げる佐久間山(左は千代鳳)

大相撲初場所千秋楽

(1月22日 両国国技館)
 6勝1敗の8人で争った幕下優勝決定戦は序ノ口デビューから史上1位の27連勝を達成した佐久間山が制した。

 母・厚子さん(52)が館内で見守ったが「おかしいぐらい緊張しなかった」と同部屋の吐合を小手投げで退けると、続く寺下、千代鳳にも完勝して優勝。だが、全勝を果たしていれば所要5場所での最速十両昇進の可能性もあっただけに「甘い部分があった」。3年前に急死した父・幸一さん(享年52)には命日の2月12日に優勝を報告する。

 ◆佐久間山(さくまやま=本名佐久間貴之)東15枚目、東京都北区出身、北の湖部屋。日大2年で学生横綱に輝き昨年5月の技量審査場所で初土俵。得意は右四つ、寄り、上手投げ。1メートル85、145キロ。23歳。

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2012年1月23日のニュース