残り1分で逆転!東芝 全勝サントリー止める

[ 2012年1月23日 06:00 ]

<サントリー・東芝>サントリーに勝利し、喜びを爆発させる東芝(左から)中居、広瀬、豊田主将

トップリーグ第11節最終日

(1月22日 秩父宮ほか)
 6試合を行い、前節まで首位だったサントリーは東芝に後半39分の逆転トライで18―21と競り負け、開幕からの連勝は10で止まった。昨季優勝のパナソニックは神戸製鋼に後半43分の逆転トライで29―27と勝利。10連勝でサントリーと勝敗数は並び、勝ち点で1つ上回って首位に浮上した。パナソニックとサントリーは上位4チームで争われるプレーオフトーナメント(2月19日開幕)への進出を決めた。

 今季すでに2敗している東芝が全勝のサントリーから意地の勝利を挙げた。練習場が同じ府中市内のライバルに対し、試合終盤まで7―18と11点のビハインド。後半30分にプロップ浅原、残り1分の39分にロック望月がトライを決めて逆転した。No・8豊田主将は「前半から体を当て続けたらラスト20分でサントリーの体力が落ちてくるのは分かっていた。狙い通り」と胸を張った。

 「GO FORWARD」をテーマに掲げ、全員が前に出続けて肉弾戦を仕掛けた。試合4日前に右太腿裏肉離れを発症して強行出場した豊田主将は前半26分に身をもって実践。敵陣ゴール前で反則を得るとタップキックで突っ込み、フランカー、リーチのトライの起点になった。前に出る姿勢を最後まで貫き、接点でサントリーの体力を奪って逆転勝ち。豊田主将は「東芝の強みを出せた」とプレーオフに向けて自信を深めた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年1月23日のニュース