白鵬 九州場所5連覇へ危なげなく白星

[ 2011年11月14日 06:00 ]

大相撲九州場所初日

(11月13日 福岡国際センター)
 横綱・白鵬が九州場所5連覇へ向けて白星発進した。新小結の豊真将との対戦では、立ち合いから鋭く立つと、その圧力で相手の右足が滑り、あっけなく勝利を手にした。会心の内容に「踏み込みというか圧力というかうまくかみ合った。朝稽古からいつも通りにこなして最終的には木曜日(10日)に終わって無事にいいスタートが切れた」と満足そうに振り返った。

 場所前は初日1週間前の7日から出稽古を開始。調整不足も心配されたが、しっかりとコンディションを整えてきた。目の前で大関・把瑠都が豊ノ島に敗れても動揺はなし。「自分はしっかりしないといけないと思った」と気持ちを引き締め直したという。先場所敗れた日本人力士2人についても「新大関(の琴奨菊)、大関獲りの稀勢の里と2人がいるので、最終的にはいい形(に優勝争い)になれば盛り上がっていくと思う」と、どこまでも余裕の表情だった。

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2011年11月14日のニュース