対照的な石川と松山 女子で言うなら藍&さくら

[ 2011年11月14日 06:00 ]

優勝した松山英樹(右)は石川遼の祝福に笑顔を見せる

 松山はライバルの石川とは対照的なアプローチでゴルフに取り組んでいる。「20歳でマスターズ優勝」など自ら立てた目標を追いかけてきた石川に対し「自分はプランは描かない。遼は先を見据えてやる感じだけど、自分は何カ月後、何年後にこうなっていたいというのはない」と話す。目の前の課題に地道に取り組んでいたら、いつの間にかステップアップしている。それが松山の歩んできた道のりだ。

 プレーの生命線はパットで、1W最優先の石川とはそんなところも対照的だ。4月に楽天本拠地開幕戦で始球式を務めた時「ゴルフに比べたらスタンドが凄く遠い。だからゴルフより緊張しなかった」と感想を抱いたという。独特の感性とちょっと天然なキャラクター。女子ゴルフでいえば宮里藍と横峯さくらのイメージが、石川と松山にそれぞれ重なる。藍&さくらと同じように2人のライバル関係が男子ゴルフの未来を担う。

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2011年11月14日のニュース