親方株扱い改革早く!文科省が要請

[ 2011年11月14日 06:00 ]

 日本相撲協会の監督官庁である文部科学省の杉浦久弘青少年局競技スポーツ課長は13日、福岡国際センターを訪れ、放駒理事長(元大関・魁傑)らに、新公益法人制度について説明を行い、組織改革の方向性を早く決めるように強く要請した。

 協会は、高額で取引が行われている年寄名跡(親方株)の扱いについて意見が分かれて、10月までに予定していた方針決定を先送りしていた。杉浦課長は「年寄名跡は協会の重要なポスト。従来のような高額でのやりとりは国民からの理解を得られない恐れがある。協会のために、改善の必要がある」とした。申請には13年11月までの期限がもうけられている。杉浦課長は「何度も、時間がないですよと申し上げた」と話し、放駒理事長は「10月の期限が遅れている分は12月とはいわず1日でも早くやらないといけない」と方針を示した。

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2011年11月14日のニュース