王者の面影なかったレイカーズ 退場続出の失態 名将は引退示唆

[ 2011年5月9日 10:33 ]

マーベリックス戦で顔を曇らせるレーカーズのブライアント

 米プロバスケットボール、NBAのプレーオフは8日、ダラスなどでカンファレンス準決勝(7回戦制)2試合を行い、西では3連覇を目指したレイカーズがマーベリクスに86―122と大敗し、4戦全敗で敗退した。

 レイカーズには王者の面影も意地も全く感じられなかった。屈辱の4連敗。最後は36点差の惨敗でシーズン3連覇への挑戦がついえた。

 分岐点は第2クオーターだった。マーベリクスが繰り出した3点シュートの嵐に「なすすべがなかった」とブライアント。前半だけで24点差をつけられ、終盤は落胆から「自分を見失った」というオドム、バイナムがラフプレーで相次いで退場する失態も重なった。

 歴代最多11度のNBA制覇を誇る名将ジャクソン監督は敗戦への失望感を口にした後「素晴らしい監督生活だった。私の希望では、きょうが指揮する最後の試合だ」と引退を示唆。17得点と苦しんだブライアントは「彼からは競技以外の面でも多くを学んで育った。言葉では言い表せない」と恩師の最後を飾れなかった悔しさをあらわにした。(共同)

続きを表示

2011年5月9日のニュース