遼くん“セベ流”で攻めて6連続バーディー!

[ 2011年5月9日 06:00 ]

<THE LEGEND 最終日>9H、イーグルパットを外した石川はガックリと膝をついて悔しがる

ザ・レジェンド・チャリティープロアマ・トーナメント最終日

(5月8日 千葉県佐倉市・麻倉ゴルフ倶楽部=プロ6969ヤード、シニア、アマ6505ヤード、パー72)
 “セベ流”で攻めた石川遼(19=パナソニック)が、自己最多となる6連続バーディーを記録した。パットが好調で8バーディー、3ボギーの67で回り、通算8アンダーの9位ながら、次戦のメジャー、日本プロ選手権(12日開幕、兵庫・小野東洋GC)に向けて手応えをつかんだ。通算13アンダーで室田淳(55=サメジマコーポレーション)が優勝した。

 石川が7日に死去したバレステロス氏へ、手向けのバーディーラッシュを見せた。スタート前に「攻撃的なゴルフが自分とかぶっている部分がある。セベさんのためにも攻撃的なゴルフをしたい」と宣言した通り圧巻のプレーを見せた。4番で6メートルをねじ込んだのを機に6連続バーディー。9番パー5では2メートルのイーグルパットがカップの縁を半周して外れると、のけぞるパフォーマンスでファンを沸かせた。

 ツアー競技ではないものの、これまでの4連続バーディーを上回る自己最多記録。「パットが凄く良かった。きれいな回転で打ちたいところに打てた。今シーズンの中で一番決まった」

 最終18番パー4では左バンカーからの第2打をグリーン奥の練習場に打ち込むミス。4メートルに寄せながらボギーを叩き「パーを取れればセベさんになれると思ったけど、なれなかった」と苦笑い。表彰式では他の選手とともに故人へ思いを込めて黙とうをささげた。「きっかけをもらえた一日。大きな大会を控えているのでこれを機に良い調整をしたい」と今週の日本プロ初制覇へ目を向けた。

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2011年5月9日のニュース