コート去るジャクソン監督「素晴らしい監督生活」

[ 2011年5月9日 19:57 ]

NBAのプレーオフ地区準決勝 レイカーズ86―122マーベリクス

(5月8日)
 まさかの4連敗でレイカーズの3連覇の夢が消えた。NBAの名伯楽ジャクソン監督はコートを去ることになった。2007年に殿堂入りした65歳の指揮官は「これが最後の試合だ。素晴らしい監督生活だった」と感極まった。

 1990年代はジョーダンやピッペンを擁するブルズを6度、王座に導いた。激しい守備を徹底し、攻撃ではジョーダンの個人技を生かすためにわざと孤立させたり、多彩なフォーメーションを駆使した戦略家だった。

 2000年以降に5度優勝したレイカーズではブライアントやオニールのタレント集団をまとめ、黄金時代を築いた。人生の師と仰ぐブライアントは「彼の下で育ち、物事の考え方を学んだ。(ジャクソン氏がいない)来季を考えるのは不思議な感じがする」と言う。

 指導者人生に幕を下ろした一戦は惨敗だったが、輝かしい実績は色あせない。名将は「レイカーズは生き延びていくはずだ」と常勝軍団の復活を期待した。

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2011年5月9日のニュース